やねこじき・大名行列  

やねこじきとは?

その昔、阿波藩祖蜂須賀家正公は、阿波入国以来、各地を巡視され、その地の産業復興に努力された名君であった。
 慶長九年(1604年)に市場村(当時)巡視の折にも、村の産業奨励のため「三日市(いち)」の開催、諸役の免除など各種の特典を与えて当村復興に尽力された。
 これらの特典を与えて頂いた感謝の気持ちを厚く藩主に示そうと、慶長十年(1605年)入国される前夜に村人全戸が、それぞれ家にある最良を使って、いわゆる「山車(だし)」を作って屋根の上に飾り、藩主を歓迎したのが始まりと言われている。
 何故、「山車(だし)」が「やねこじき」と呼ばれるようになったのかは、藩主が屋根の上に飾ってある「山車(だし)」をみて「あれはなにか」と、その場に居合わせた庄屋に尋ねたところ、庄屋は恐縮して「まことに、やねこいもの」と答えたのを藩主は、聞き間違いされて「ああ〜、やねこじき」と申すものか、と言われたのが今日の「やねこじき」の語源であろうと言われております。

大名行列

本町の大名行列は、約四百年前の本町の歴史ある伝統行事「やねこじき」の継承拡大による本町活性化イベントとして、平成四年に第1回目を開催しております。
 以来、毎年開催しているもので現在では、「やねこじき」と並ぶ本町の風物詩となって、町内外より多数の見物客で賑わっております。
大名行列は、阿波藩祖蜂須賀家正公の市場町巡視の様子を、時代絵巻さながらに見事に再現したもので、約四百年前の時代衣装に身を包んだ、総勢80名の男女が、藩主・家老・奉行・目付・奥方・姫君・腰元・供侍・近習・小姓・奴・足軽・等の役柄にふんして、「下に〜下に〜」の掛声に合わせて、市場町筋商店街を約1時間30分にわたり練り歩くものです。
 行列の途中、「毛槍演技」や「やねこじき由来の寸劇」等が、催され見物人の目を楽しませております。

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